うらじろがし
今期のうらじろがしの出荷が終わりました。
徳島県地方では、ウラジロガシの葉や小枝が胆石、腎臓結石、尿路結石症などの民間治療に用いられていたようです。
現在では、その効果が確認されており薬草として認知されてるようです。

私たちの住む、中山間地域では、傾斜の農地で、たばこの葉や雑穀などを作っていました。
今は、高齢化や後継者も少なくなり、荒れた畑やこえ場が増えてきました。
代々受け継いできた畑を荒らすことは、なんともいえない気持ちになります。
農地の荒廃防止や薬用作物の栽培による、農業所得の確保にもつながらればと、傾斜の強い畑などにウラジロガシの苗を植えています。
今では、「東みよし町薬用作物栽培部会」を立ち上げ、四国生薬さんの協力も得て仲間を増やしているところです。


鹿の被害を防ぐため、畑の周囲の柵の設置、苗を植樹した際に苗を守る白い筒(ハイトシェルター)を設置したり・・・。
苗が大きくなったら、その白い筒を外し、きれいに剪定したり。
育てるのも一苦労です。
まだまだ、勉強中でうまくいかないこともありますが、頑張っています。

トラックいっぱいのうらじろがしの枝。
今期最後の、出荷に行ってきます。